よし、久々に晴れたので今日こそ行くぞ~!と浮島湿原を
目指した。ここは、上川町と滝上町の境界にある高層湿原だ。
遊歩道の入り口では早速、ウグイスやコマドリ「じょっぴんかけたか」と
聞きなされるエゾセンニュウなどが大きな声でお出迎え。しかし姿は見えず…
しばらく行くと笹薮から、エゾシマリスが挨拶にやってきてくれた。
コケモモだろうか、シラカバの樹に絡みつきながら小さな赤い実を付けていた。
それにしても、野鳥といえばヤブサメやアカハラが時々出てくる位で
ちょっと期待はずれ…約30分ほど2キロの山道を行くと、突然目の前が
開けた。ここが、浮島湿原か…
湿原の話はまた次回にゆっくりと。今回は、帰り道迷い込むように
立ち寄った、愛山渓~旭川峠~21世紀の森までのダート道での信じられない
ほどの数の妖精たちとの出会いを紹介しよう。
砂利道というよりゴツゴツした岩がむき出しの山道を40分位登ったあたり
前方の轍になにやら、黒いものが群れている。えええっ?まさか!
うお~~っ!カラスアゲハの大群だ!
数えてはいないが、恐らく100頭はいただろうか。カラスアゲハの仲間は
雄が大挙して集まって、こうして雨上がりに吸水することがあるらしい。
塩分やミネラルを補給しているのではないかと言われている。
それにしても、瑠璃色の鱗粉がキレイだ。東南アジアの蝶が集まる
パラダイスにいるかのような錯覚に陥る。
その後も、2度ほどこのようなカラスアゲハの群来を見かけた。
愛山渓温泉まで上がらず途中旭川峠を目指したのは正解だった。
それにしても、ひどい道だった。わずか20キロの峠道に2時間近く
かかった。クマが出てもおかしくないのでクルマを停めて野鳥を見る
余裕などなかった。21世紀の森の湯で冷汗を流して帰った。
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